Meeting Point Vol.3  ディスアビリティの中のアビリティ

あしたの会 福祉作業所のメンバー

10月13日(日) 14:00-16:00
会場:リソートカフェ・オクターヴ (新町商店街) 〒167-0041 東京都杉並区善福寺4-2-4

参加費:500円(手作りの軽食付き) 要予約:info"at"dis-locate.net(担当:太田エマ) 10月10日までにご連絡ください。

 



アビリティとディスアビリティ。障害がない、障害がある。この二つは対極のこととして捉えられますが、実は共存する、共生するものなのです。ディスアビリティがあるからこそ、アビリティが高いともいえるのです。「健常者」にとってディスアビリティは自分と違うことという考え方があるかもしれません。しかし、誰でも様々な種類・レベルの「障害」を持つという前提で、「障害」について考えることが自分自身の「現在」について考えることにもつながるという考え方もありま す。「障害」の有無のような分類は、非常に曖昧で、主観的で、「普通」という社会的構成概念による発生したものなのです。その状況に対する意識が近年高くなってきましたが、まだまだいろいろなハードルが残っています。バリアフリー都市を実現するのはまだまだ遠く、職場でのサポートなどにもまだ様々な課題があります。その中でも特に 精神病、精神障害に関する誤解や差別(スティグマ化)の問題は大きいです。「障害」は医療の領域だけではなく、社会制度の全体と関わっています。障害を狭く定義・固定化せず、それぞれの人の制約や制限の元、個々相応の社会参加と社会活動をどのように支持すれば良いか検討することが必要でしょう。
 
福祉作業所「あしたの会」は、障害の有無という区別を超える場所を16年前から作ってきました。作業所のメンバーに雇用機会を提供する他、研修を実施しています。また、地域社会との結び付きを深めるため、積極的にいろいろな活動に貢献しています。
 
今回のMeeting Pointではあしたの会の活動を紹介する上で、社会・環境をどのように変えていけば、「障害」を超えて、人が「生きる」という意識を高めていけるかという話まで、参加者とともにディスカッションしていきます。是非皆さんの個人経験から話していただき、様々な意見交換ができたら嬉しいです。