Meeting Point Vol.5  自然の復元と憩いの場

自然愛護会杉並、善福寺水と緑の会、リー智子

4月27日(日) 14:00-16:00
会場:リソートカフェ・オクターヴ (新町商店街) 〒167-0041 東京都杉並区善福寺4-2-4

参加費:500円(手作りのお菓子付き) 要予約:info"at"dis-locate.net(担当:太田エマ)

4月25日までにご連絡ください。

 

 

 

 



善福寺は豊かな緑に恵まれた場所として知られています。善福寺公園という都市空間の内の豊かな動植物の生態系を始めとし、歴史ある井草八幡宮周辺や、住民により手入れの行き届いた庭まで、日常生活を自然が取り囲んでいます。江戸時代から急速に都市空間が展開してきましたが、武蔵野台地には20世紀中頃まで手つかずの大自然が残っていました。

 

善福寺公園や玉川上水のような緑地が東京の中で徐々に希少となると同時に、自然の存在価値が明確になってきました。日常生活で親しみ慣れた場所においても、常に見逃されてきた多様な生命が存在します。石の下にたたずむ虫、木でさえずる鳥、足元に生息する草花まで、私達の意識外にも世界があるのです。世界中で環境破壊はとどまることなく深刻化しているため、私達が住む地域の親しんだ環境から、自然を知り、守る責任、また自然との関係性を再検討することが必要でしょう。

 

このイベントでは善福寺の地域性を介して、東京都市空間の自然環境を見直し、より幅広い問題定義と結び付けます。教育面、環境保全の面、クリエイティブな面など様々な視点から、どのように周囲の自然をよ り深く認識・保存し、次世代に継承すれば良いのかを検討していきます。

 



 

 

 

自然愛護会杉並 プロフィール

 

都立善福寺公園は、武蔵野台地の湧水池だった善福寺池と緑の景観を保存するため、内田秀五郎氏を中心とした地元民が1万坪を東京都に寄付する保存運動を きっかけに、昭和36年に開園した風致公園です。本会は下池の「野生生物保護区」で、身近だった地元の動植物を次世代に残すため、ゴミ拾い、外来種の除草などの作業活動や調査活動を毎週行っています。また、同公園で年6回程度の観察会を行っています。

 

 

 

善福寺水と緑の会 プロフィール

 

「武蔵野台地の水と緑を楽しむ・守る」

NPO法人「善福寺水と緑の会」は、豊かな緑と地下水に恵まれた武蔵野台地に残る善福寺公園、石神井公園などを対象に、広範囲の自然環境教育や自然環境保護に関する普及・啓発事業を行い、そのことを通して、この地域を自然環境と都市機能を同時に享受できる豊かな社会と して、次の世代へ継承していくことを目指し20054月に設立。木の名前、鳥や昆虫の名前、花の名前。この地域に根付き、息づいている命を知ることが、先ずは自然に親しみ、理解する第一歩と考え、毎年さまざまなイベントを各地で開催しています。http://www.zenpukuji.or.jp/

 

 

 

リー智子 プロフィール

 

アートワーク「うめぼし菩薩」「納豆の神様」ドラム缶風呂プロジェクト、こどもあーとプロジェクト「にんげんは土でできている」「ちきゅうのごはん」(生ゴミをちきゅうに返そう)ペオエクペリ氏講演会『日本が変われば世界が変わる」企画、「不都合な真実」「僕らのカヌーができるまで」上映、探検家・関野吉晴講演会、「野草の名前を聞く会」「昆虫探検隊」「街路樹探検隊こげらっこ」「「玉川上水ラムサール条約登録の可能性をさぐる」~いのちを育む水と緑の回廊~、など地域をつなぐ企画多数。